2006年09月12日(火) 00時00分

架空請求で１２００万円詐取容疑（朝日新聞）

　　架空の請求書を提出してパソコン販売会社から約１２００万円をだまし取ったとして、横浜地検特別刑事部は１１日、横浜市緑区、無職石塚佳史容疑者（２９）＝証取法違反罪で起訴＝と、葉山町、無職幸村豊容疑者（５１）を詐欺容疑で逮捕した。石塚容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認、幸村容疑者は容疑を認めている。

　　調べでは、２人は０４年１月〜０５年１１月、パソコン販売会社「ピーシーデポコーポレーション」（横浜市港北区）に対して、実体のない「インターメディア研究会」が、電話機回収業務をしたように装って請求書を提出、２４回に渡って計約１２００万円を振り込ませてだまし取った疑い。幸村容疑者が請求書を作成し、当時ＰＣデポに勤務していた石塚容疑者が提出していたという。

　　石塚容疑者は内部情報をもとにした株取引で約２４００万円を不正に得ていたとして証取法違反（インサイダー取引）の罪で逮捕、起訴された。幸村容疑者とは取引を通じて知り合ったという。

　　ＰＣデポによると、石塚容疑者は当時社長室に勤務しており、電話機回収業務を一任されていたという。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000609120003