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2006年09月12日(火) 00時00分

トヨタ、設計・開発9000人増 2010年までに4万人体制 品質管理を強化 東京新聞

 トヨタ自動車は十一日、開発、設計部門の人員を世界規模で大幅に増やし、二〇一〇年までに現行を九千人弱上回る約四万人体制とする方針を明らかにした。一〇年に世界販売で一千万台を目指すトヨタは国内外で新車開発が相次ぐ一方、相次ぐリコール(無料の回収・修理)など品質問題が浮上。技術系の人材を大幅に増やすことで、量と質の両立を図る。

 トヨタで車両開発などを担当する技術系の人員は現在、三万人程度。日本のトヨタ本体や関連子会社のほか、海外の主力工場である米国やアジアなどにも常駐している。

 増員する九千人弱の内訳は、トヨタ本体の開発、設計部門が二千五百人、トヨタの設計子会社が二千六百人。海外は米国のトヨタ・テクニカル・センター(ミシガン州)などで千五百人を予定。グループ企業からトヨタ本体への応援や出向も千五百人程度見込んでいる。

 トヨタ本体の開発、設計に携わる人員は現在約一万人で25%の大幅増となる。ハイブリッド車開発に伴う電気技術者も三百人程度増やす。トヨタは新卒や中途採用などで、引き続き技術系を中心に採用を積極化するとみられる。海外では現地採用を活発化させる。

 トヨタは海外で生産が急拡大しているほか、国内でも市場ニーズに素早く対応するため新車の開発期間を短縮しており、技術部門で繁忙感が強まっている。このため、技術部門の人手不足がリコール続発の要因の一つとして指摘されている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060912/mng_____kei_____002.shtml