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顧客から預かった１０００万円を着服したとして、警視庁捜査２課は１１日、業務上横領の疑いで、みずほ銀行都立大学駅前支店（東京都目黒区）元主任、五十嵐博容疑者（４６）＝秋田市＝を逮捕した。容疑を認めており、横領総額は平成１６年８月から約１年間で３０００万円近くに上るという。
調べでは、五十嵐容疑者は平成１６年８月中旬から１７年７月下旬の間、顔見知りの顧客４人に「定期預金を新設しませんか」などと勧誘し、預かった計１０００万円を着服した疑い。
顧客に五十嵐容疑者自身の口座に入金するよう指示していたほか、顧客の定期を無断で解約していたケースもあった。着服した金は、競馬のほか闇金融からの借金返済に充てていたらしい。
同行などによると、五十嵐容疑者は当時、顧客の預金管理を担当していた。同行の内部調査で１７年８月に不正が発覚。同年１１月に懲戒解雇されていた。
(09/11 12:26)