2006年09月11日(月) 19時26分
＜テーミス敗訴＞手嶋元支局長への賠償支払い命令 東京地裁（毎日新聞）
月刊誌「テーミス」の記事で名誉を傷つけられたとして、ＮＨＫワシントン支局長だった作家の手嶋龍一氏が発行元の「テーミス」（東京都千代田区）に３３００万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は１１日、４４０万円の支払いを命じた。瀬木比呂志裁判長は判決で「信頼性の高い具体的情報を得ておらず、真実でない記事を掲載した」と述べた。
問題となったのは、同誌０５年７月号の「ＮＨＫの名物記者 手嶋龍一ワシントン前支局長を巡る『ある風評』」と題した記事。手嶋氏が支局長在職時に経費の水増し請求などの不正をしたかのように報じた。判決は記事の主要部分３点について、すべて名誉棄損にあたると判断した。【高倉友彰】
▽テーミスの佐々木重敏編集長の話 判決が「ＮＨＫの不正を問いただす目的の下に（記事は）記述された」と認めているだけに内容については遺憾と思う。
（毎日新聞） - 9月11日19時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060911-00000073-mai-soci