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2006年09月11日(月) 19時53分

JR脱線事故の遺族ら、日航の安全啓発センターを見学朝日新聞

 昨年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故や中華航空機墜落事故(94年)、信楽高原鉄道事故(91年)、日航ジャンボ機墜落事故(85年)など大事故の遺族約20人が11日、東京都大田区の日本航空「安全啓発センター」を訪れ、墜落した日航ジャンボ機の破れた圧力隔壁や衝撃でひしゃげた座席、乗客が残した遺書などを見学した。

圧力隔壁の残がいを見学する藤崎光子さん(左から2人目)らJR宝塚線事故などの遺族たち=11日午後、東京都大田区で

 大事故遺族同士の交流を続ける中華航空機事故の遺族会の山本昇会長(53)=岐阜県土岐市=と日航機事故の遺族、武田たかしさん(71、「たかし」は「山」かんむりの下に「力」)=愛知県刈谷市=の協力で実現した。山本さんは5月、信楽事故の遺族らでつくる市民団体「鉄道安全推進会議(TASK)」の副会長に就任。JR事故の遺族にはTASKを通じて参加を呼びかけた。

 JR事故をめぐっては、JR西日本が大阪府吹田市の社員研修センターに、事故車両や犠牲者の遺品などを展示する方針を示している。

 JR事故で娘を失った藤崎光子さん(66)=大阪市城東区=は「機体の残骸(ざんがい)を見て事故の大きさがひしひしと伝わってきた。JR事故でも、ぺしゃんこになった車両を一般の人も見られる施設に展示して、事故を忘れないようにしてほしい」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0911/OSK200609110038.html