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2006年09月09日(土) 00時00分

相談194件改善命令も 都の消費者センター社名変え和服販売 東京新聞

 東京の宝石販売会社アクトジャパン(現アトランティス)がモデル契約を口実に高額アクセサリーを売り付けた事件で、二〇〇四年夏から今年八月までに、都消費生活総合センターに同社に関連する相談が計百九十四件寄せられていたことが九日、分かった。都は〇五年五月、同社に業務改善を命令。今年三月には警視庁生活経済課が同社を捜索したが、五月に社名変更した後も強引な手法を続け、新たに和服の販売も始めていた。

 同センターによると、同社に関する相談は〇四年度は十件だったが、〇五年度に百五件に急増。本年度も八月末までに、アクトジャパンが六十八件、アトランティスが十一件に上っていた。

 同社の手口は、女性を営業所に連れて行き、アンケートや写真撮影だけで帰宅させ、後日呼び出してアクセサリーを買わせるのが特徴。一度商品を購入した女性に、男性社員が再三、メールなどで勧誘、別の商品を買わせることもあった。

 「ダイヤモンドは一生物。孫にも渡せる」「二十歳の記念に買いなよ」など多彩な営業トークで勧誘。最近は和服ブームを見込んで、着物も扱うようになった。今年七月には「和服モデルをやってみないか」と誘われ、実物も見せられずに百万円以上の購入契約を結ばされた女性もいた。

 同センターの担当者は「一度帰すことで、強引な勧誘ではないと油断させている。若い女性はモデルという言葉にひっかかりやすく、こういう商法は今後も増えるだろう」と警告している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060909/eve_____sya_____003.shtml