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2006年09月09日(土) 15時10分

<米国防総省>北朝鮮のミサイル対策で「イージス艦倍増」毎日新聞

 【ワシントン及川正也】米国防総省ミサイル防衛局のオベリング局長は8日、毎日新聞のインタビューに応じ、北朝鮮の弾道ミサイルに対応するミサイル防衛(MD)網強化のため、太平洋地域に年内に(1)海上配備型SM3を装備したイージス艦を3隻から6隻に倍増(2)弾道ミサイル発射後の航跡を追跡できる能力を持つイージス艦10隻を追加配備——する計画を明らかにした。SM3は飛来中の敵の弾道ミサイルをイージス艦から撃ち落とす海上配備型迎撃ミサイル。
 また、イランを念頭に欧州で進める迎撃ミサイルの配備場所を「数カ月以内」に決定する意向も表明した。
 オベリング局長は7月5日に北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイル「テポドン2号」について「3段階のミサイルだった可能性もある」との見方を示す一方、発射直後に飛行に失敗したため「脅威の程度やペイロード(弾頭の搭載物)、目的地などを判断できる情報を入手するには至らなかった」と明らかにし、「失敗の原因も不明だ」と語った。
 太平洋地域で倍増されるSM3装備のイージス艦について「最新の能力を備え、常に実戦モードにある」と指摘。航跡を探知するイージス艦については「敵のミサイルを正確に追尾する能力を持つ」と説明。防衛力の増強につながるとした。
 また、発射直後に航空機からレーザー光線で敵の弾道ミサイルを迎撃する「エア・ボーン・レーザー」での日本との協力について「軽量化」技術への期待を示した。
 MDと関連して日本で論議になっている集団的自衛権行使の容認問題について「一般的に集団的防衛の枠組みに加わることは有益なことだ」と直接の言及を避けながらも行使容認に期待感をにじませた。
 一方、欧州地域では地上配備型の高高度地域防衛(THAAD)の導入が計画されているが、オベリング局長は迎撃ミサイルの配備場所について「候補地絞り込みの最終段階にある」と述べ、年内に確定させる考えを示した。
(毎日新聞) - 9月9日15時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060909-00000056-mai-int