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2006年09月09日(土) 00時43分

薬害C型肝炎訴訟 国と企業に損害賠償の支払い命じた福岡地裁判決を不服として国が控訴フジTV

薬害C型肝炎訴訟で、国と企業に損害賠償の支払いを命じた福岡地裁の判決を不服として8日、国が控訴した。被害者の救済は、また一歩遠のいたことになる。
8月30日、福岡地裁で国の責任が断罪された薬害C型肝炎。
判決後、被害者たちは川崎厚生労働相に対し、「直接会って、被害の実態を知ってほしい」と要求し続けてきた。
薬害C型肝炎原告の山口 美智子さん(50)は「(国の)責任が認められたからには、まずわたしたちに会って、そしてわたしたちの話を聞くべきだと思います」と訴えた。
8日、こうした被害者の訴えに対し、川崎大臣は「当事者同士が話し合って、裁判を撤回しろということについては、ルール上、おかしな話になってしまうから、それは受けられない。はっきり申し上げて」と述べた。
そして、国・厚生労働省は、福岡地裁判決を不服として控訴した。
この控訴に、被害者たちはショックを隠せなかった。
薬害C型肝炎原告の福田 衣里子さん(25)は「いつになったら、(裁判が)終わるかなという不安が強いです」と話した。
また薬害C型肝炎原告の山田妙子さん(48)は「(肝臓が)かなり悪くなっているんじゃないかと、毎日そういうふうに思わない日はありません。(国は)闘いを本当にやめてほしいと思います」と語った。
すでに肝硬変や肝がん、そして肝臓移植を受けざるを得ない状況に追い込まれている薬害C型肝炎の被害者たちは9日、東京・日比谷公会堂で大規模集会を開き、早期救済を訴える予定となっている。
[ low ] [ high ] 2006/09/09 00:43 取材: テレビ西日本

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00096502.html