悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年09月08日(金) 00時00分

室内給気の湯沸かし器など 安全装置義務付け読売新聞

経産省、年内にも

 湯沸かし器や風呂釜による一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いでいることから、経済産業省は、半密閉式の湯沸かし器や風呂釜について、COを検知すると自動的に燃焼を止め、不完全燃焼を防止する装置の取り付けを義務付ける方針を固めた。年内にも省令改正する。既に設置されている防止装置のない機器については、ガス事業者などを通し、早期の買い替えを促していく方針だ。

 ガス機器は、〈1〉屋内で給気、屋外に排気する半密閉式〈2〉屋外で給排気する密閉式〈3〉燃焼装置を屋外に設置する屋外式——などに大別される。半密閉式は、換気が適切に行われないと不完全燃焼を起こす危険が高い。

 パロマ工業製の湯沸かし器事故多発を受け、同省が行った調査では、過去21年間に風呂釜で109件のCO中毒事故が発生し、計89人が死亡していたが、そのほとんどは防止装置がついていない半密閉式機器で起きていた。

 業界団体などによると、防止装置のない半密閉式の風呂釜や湯沸かし器の設置数は、今年3月時点で約80万台。防止装置のない機器の製造は今年春までに中止されたが、在庫が流通している恐れもあるという。

 同省は業界団体を通じて都市ガス、簡易ガス、LPガス販売の各事業者計約2万8000社に対し、既存機器を防止装置付き機器へ交換するよう呼びかけを始めた。これを受け東京ガスが、今後3年間で約29万8000台の下取りに100億円を投入することを決めている。

http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060908hg02.htm