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「雑誌のモデルになってほしい」などと誘い、高額なアクセサリーを売り付けたとして、警視庁生活経済課８日、特定商取引法違反（不実の告知）容疑で、東京都渋谷区の貴金属販売会社「アクトジャパン」（現アトランティス）社長、松本利紀容疑者（３８）＝世田谷区弦巻＝と同社社員７人を逮捕した。
松本容疑者らはＪＲ原宿駅周辺で、２０代の女性に「モデルをやってみないか」などと声を掛けて事務所に連れ込み、「モデルの仕事に必要なアクセサリーを買ってほしい」などと勧誘。ネックレスなどのアクセサリーを原価の６〜１０倍の約２０万円から約１４０万円の高額な値段で売りつけていた。
購入をためらう女性には「アクセサリー代はモデルの収入で支払える」などと言ってローン支払い契約を結ばせていた。実在する人気女性雑誌名を挙げたり、「芸能人が参加する貴金属の展示会に参加できる」などとうそを言って、平成１６年９月から今年２月までの間に約４７０人から約２億８０００万円を売り上げていた。実際にモデルの仕事を紹介することはほとんどなかったという。
松本容疑者は「宝石の販売とモデルの紹介は別々に行っていた」と容疑を否認しているという。
調べでは、松本容疑者らは昨年６月ごろから今年２月ごろまでの間、江戸川区の女性派遣社員（２１）ら８人に「モデルをするならアクセサリーを買ってほしい。モデルの仕事で支払える」などとうそを言って、計約５２０万円のアクセサリーを売りつけた疑い。
(09/08 13:29)