2006年09月07日(木) 17時01分

リフォーム詐欺：会社社長に懲役５年求刑−−地裁論告　／佐賀（毎日新聞）

　高齢者を相手に不必要な住宅リフォーム工事を契約させ現金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた、福岡県久留米市の有限会社「ライフ・サービス」の社長と社員２人に対する論告求刑公判が６日、佐賀地裁（若宮利信裁判官）であった。検察側は、同市御井旗崎町、同社社長、大石義孝被告（４１）に懲役５年▽同市北野町、同社社員、廣田保孝被告（３９）に懲役４年▽同市大石町、同、松内竜也被告（２３）に懲役２年６月——をそれぞれ求刑した。判決は１０月１１日。
　検察側は「高齢の被害者の老後の蓄えをだまし取り、手口もきわめて悪質」と求刑理由を述べた。弁護側は起訴事実は争っていない。
　起訴状などによると、３人は０４年７月から０５年１１月、佐賀県や福岡県の６０〜７０代の女性５人の自宅を訪問し、ペットボトル入りの水をまいて「床下の湿気がひどい。コンクリートまで腐れるよ」などとうそをつき、床下用除湿機を設置させたり、調湿材を販売して、計６７０万円余りをだましとった。主犯格の大石被告は「何がなんでも契約を取ってこい」と２人に指示していた。

９月７日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060907-00000190-mailo-l41