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2006年09月07日(木) 00時00分

19歳少年首つり自殺…女子高専生殺害で指名手配ZAKZAK

死後数日、一部は白骨化

 男子学生の遺体が発見されたのは、山陽自動車道・下松サービスエリアの西側約2キロの山中。同校からは直線距離で東へ約7キロの地点にある。

 捜索中だった警察官が7日午前、男子学生が逃走に使っていた50ccの青いモトクロスタイプのバイクを発見。昼過ぎにバイクから数十メートルの地点で学生の遺体を発見した。遺体は死後数日が経過しており、一部が白骨化していた。

 調べによると、男子学生は8月28日午前、同校の研究室で中谷さんの首を荷造り用のビニールひもで絞めて殺害した疑い。捜査本部は遺体に残された皮膚や汗のDNAから、男子学生を29日に指名手配していた。

 中谷さんは28日午前10時ごろ、卒業研究のため同級の女子学生と登校。昼食を一緒に取る予定だったが、午前11時ごろ、待ち合わせ場所の研究室前で女子学生が声をかけても返答がなく、携帯電話にも出なかった。午後3時ごろ、研究室で死亡している中谷さんが見つかった。

 司法解剖で死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息と判明。同日午前10時半から正午までの間に死亡したとみられる。

 事件当日、男子学生がバイクで高専を出るのを学校関係者が目撃したが、その後の足取りはわかっていなかった。男子学生の母親が「1日も早く出てきて」と涙ながらに訴えるなど出頭を促し、捜査本部は150人態勢で捜査、近隣の県警にも協力を呼びかけていた。

 一方で捜査本部は少年法の趣旨から「周南市に住む19歳の少年」とだけ発表。「少年の特定につながる情報は一切出さない」として、服装や逃走に使ったとされるバイクなども公式には明らかにしていなかった。

 7日発売の「週刊新潮」は、「『19歳容疑者』の隠された『実名と顔写真』」と題した特集で男子学生の実名と顔写真を掲載。同誌編集部は「逃亡して指名手配されているのに、実名も顔写真も公開されていないことはどう考えてもおかしい。公表は犯人の自殺・再犯の抑止にもつながる」とのコメントを発表していた。

 遺体発見を受けて同校の男性職員(57)は「それが本当なら残念だ。生きて見つかってほしかった」と驚いた様子。また、中谷さんの両親は「歩に何もしてやれなかった。犯人に罪を償ってほしかった」とのコメントを発表した。

ZAKZAK 2006/09/07

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006090726.html