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2006年09月06日(水) 08時32分

ライブドアがオークション撤退検討 システム開発、大きな負担にフジサンケイ ビジネスアイ

 ライブドアがインターネット上でサービスを提供してきたオークション(競売)事業の撤退を検討していることが分かった。すでにポータル(玄関口)サイトで提供していたサービスの紹介ページを、8月7日からシステム変更などを理由に一時的に閉鎖していた。

 オークションはシステム開発費の負担が大きく、現在のライブドアにとって事業を拡大できる見通しは低いと判断。同社は企業再生に向けてグループ全体で事業の再構築を進めているが、撤退する方針を固めつつある。

 ネットオークションでは、ポータルサイト大手のヤフーが国内最大規模で圧倒的な強さを誇る。サービス利用者は約630万人で平均出品数は1114万品、オークションの取扱高は2005年度に年間6615億円に達している。

 仮想商店街大手の楽天は、NTTドコモと秋以降に携帯向けオークションで新サービスを開始する。さらに、日本郵政公社とオークションの落札商品を匿名で発送できるサービスを導入する予定など、厳しい競争状態にある。

 ライブドアは本体の黒字化を目指しており、これまでに個人向けパソコンソフト販売事業の撤退などを決めた。「来期(07年9月期)の後半には単体で単月黒字にしたい」(幹部)と、年内に事業整理のめどをつける方針だ。

 一方、ライブドアは売却交渉を進めている中古車販売のカーチス(旧ライブドアオート)の保有株に関しては、売却先がカーチスに対するTOB(株式公開買い付け)を実施し、それに応募する方法も検討している。

 また、事業を切り離す予定の金融事業やカーチス株などの売却益は、フジテレビや個人株主からの損害賠償に備えてある程度の額を蓄える考え。リスクに対する引当金を積むことで「これで対応する」(同社幹部)という経営策を示し信頼回復を目指す。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月6日8時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000020-fsi-ind