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2006年09月05日(火) 10時18分

堀江被告初公判 「言いたいこと言えた」閉廷後に感想毎日新聞

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初公判を終えて東京地裁を後にする堀江貴文被告=東京・霞が関で4日午後4時28分、山本晋写す    証券取引法違反に問われたライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(33)の初公判は4日午後も東京地裁で続けられ、粉飾に利用したと検察側が位置付ける投資事業組合(ファンド)を運営する投資顧問会社の役員が証人出廷した。この日は休廷を挟んで午後4時過ぎまで審理され閉廷。次回は5日に開かれる。【佐藤敬一、銭場裕司、棚部秀行】
 証人の役員は「独自の判断で投資したことはなく、LDの指示で業務を遂行した。LDが表に出るのを避けるためと思っていた」と、ファンドがLDのダミーとの検察側の主張に沿う証言をした。弁護側は尋問で、起訴事実とは別に、ファンドから一部の金がLD以外に還流していたと反論し、ダミー説を否定した。
  ◇   ◇
 閉廷後、堀江前社長は疲れた様子も見せず、さっぱりとした表情で裁判所の建物を出た。法廷で締めていたネクタイを外し、待ち受ける報道陣に笑みを向けて「どうもありがとうございました」と軽く頭を下げ、迎えの車に乗り込んだ。
 「言いたいと思っていたことは言えた」。堀江前社長は閉廷後、弁護人にそう語った。夕方まで続いた公判に「じっとすわっているのも体力いりますね」。また、法廷に立ち会った検事の一人について「どこかの番組に出てくる弁護士役の人に似ている」と語り、弁護人から「よく見てるね」と指摘されると「それしかすることないですから」と答えたという。
 堀江前社長はまた、しきりに「腹が減った」と言い、魚や牛肉、羊肉のグリルとパン、ビールの小瓶1本を飲みながら、今後の公判について弁護人と打ち合わせた。インターネットなどで初公判の報道をチェックし「『起訴は心外です』というのはどこでも載っていますね」などと話した。
 弁護人によると、堀江前社長の現在の肩書は会社役員。ライブドアとは無関係の英国にあるロケット関連会社で、事件以前から出資し、役員を務めているという。
 自宅のある六本木ヒルズ(東京都港区)には午後5時ごろ帰宅。約30人のカメラマンらが待ち構え、上空にはヘリコプターが旋回。通行人も足を止めて見守った。
 ヒルズで働くIT関連企業の社長(42)は無罪主張を聞き「最後まで法の抜け道を突こうとしている。彼らしいよ」。秋田市から観光に来た女性会社員(30)は「事件の前は『時の人』だったけど、もう興味がわかなくなった。彼の役割は終わったと思う」と淡々と話した。
(毎日新聞) - 9月5日10時18分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060905-00000000-maip-soci