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2006年09月04日(月) 00時00分

東京スター銀の手数料タダATMに大手行反発強まるZAKZAK

 三菱東京UFJ銀行など大手行の間で、利用者が現金を引き出す際に手数料を払わなくてすむ現金自動預払機(ATM)を運営している東京スター銀行(東京)との契約を解除する動きが出てきた。

 利用者手数料を取らないATMが人気を集めれば、大手行側が東京スター銀に支払う手数料が増え、コスト増につながるとの懸念が強まったためで、三菱東京UFJ銀は東京スター銀との契約を10月に打ち切ると通告。他の大手行や地銀の一部も契約見直しを検討している。東京スター銀は有料化への転換など戦略練り直しを迫られる可能性がある。

 銀行がATMの運営に充てる手数料には、利用者が支払う分と、銀行同士が契約に基づいてやりとりする「銀行間手数料」の2種類がある。

 銀行間手数料は通常の引き出しの場合、1件当たり105円。利用者手数料を無料化し、他の銀行に預金口座を持つ人の利用が増えれば、銀行間手数料収入が伸びる。

 東京スター銀は7月末時点で、平日昼間の現金引き出しをただでできる無料ATMを首都圏中心に約950台設置。コンビニの「サークルKサンクス」も地銀と提携して無料ATMを運営している。

 東京スター銀は無料ATMについて「顧客の便利さを重視した」と説明。だが大手行などから見れば、自分の銀行のATMを利用してもらえば不要な銀行間手数料を負担する必要があり「他行からの手数料に頼ってATMを運営するのは筋違い」と反発を強めている。

ZAKZAK 2006/09/04

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006090443.html