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2006年09月04日(月) 08時10分

ユーロ高で値上げじわり ブランド品、ワイン、外車…朝日新聞

 長引く原油高に加え、「ユーロ高」が暮らしにじわりと影響を広げ始めた。ユーロは先月末、史上最高値の1ユーロ150円台をつけるなど強含みの展開を続けており、欧州産のブランド品やワイン、高級車などの値上げが相次いでいるためだ。消費者からは「ガソリンに続く値上げか」と、ため息も聞こえてくる。

 大阪市内の高級ブランド品店前。化粧品を買った女性会社員(32)は「ふだん使うフランスの化粧品が最近、1割ほど値上がりした。もっと高くなったら日本の化粧品に代えるかも」。別の30代女性は「昨年買ったバッグが店に行くたび値上がりしている。ブランド品は当分我慢する」と話した。

 99年に誕生した欧州の単一通貨ユーロは、04年以降、1ユーロが130〜140円の間をほぼ推移してきたが、欧州中央銀行が昨年末から金利を引き上げたことで、春先に140円を突破した後は上昇を続けている。

 カルティエは8月末、時計や宝飾品など一部の価格を見直した。ルイ・ヴィトンは4月に一部商品を値上げ。ブルガリも4月に平均3〜4%値上げしている。高級車BMWも1日から、最大25万円、平均0.9%値上げされた。

 今年は11月16日に解禁となるフランスの新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」も一部で値上がりしそうだ。輸入販売するキッコーマンは、主要商品の税別希望小売価格を前年比150円高の2450円としている。メルシャンも主要商品で70円上げる。

http://www.asahi.com/business/update/0904/040.html