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2006年09月04日(月) 05時33分

株不透明販売の投資会社、弁護士会副会長が“保証印”読売新聞

 証券業の登録をしないまま、「近く上場して値上がりする」と事実に反する持ちかけをして未公開株を販売していた投資会社の代理人を、東京弁護士会副会長の男性弁護士(47)が務めていたことが分かった。

 同社が株券代わりに投資家に渡していた「明細書」にも、弁護士名の印鑑を押していた。未公開株を巡っては、上場予定のない銘柄を無登録業者が高値で販売するケースが問題になっており、金融庁などが投資家に注意を呼びかけている。弁護士は「投資家保護になると思った」などと釈明している。

 弁護士が代理人を務めていたのは、投資会社「コーディホールディングス」(東京都港区)。関係者によると、同社などグループ数社は、証券業の登録がないのに、未上場の厨房(ちゅうぼう)機器製造会社や電機部品製造会社などの株について、「近く東証2部に上場する。早い者勝ちだ」などと投資家に購入を勧めていた。ところが、厨房機器製造会社などに上場の予定はなく、株には取締役会の承認なしに名義変更できない「譲渡制限」も付いていた。
(読売新聞) - 9月4日5時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060904-00000003-yom-soci