2006年09月04日(月) 13時24分

ネット使い少女売春の疑い　ヘルス摘発、客の教師ら逮捕（朝日新聞）

　インターネットの出会い系サイトを使って、福岡市内にある小学校教諭や会社員を客として集め、多数の女子中高生らに売春をあっせんしていたとして福岡県警は４日、「出張ヘルス」の経営者ら２人と客４人を児童福祉法違反や児童買春・児童ポルノ法違反の疑いで逮捕し、売春していた１４〜１８歳の少女２３人を保護した。経営者らは「中高生専門」を売り物にし、教諭は「この店だけで１５人くらい買春した」と供述しているという。

　児童福祉法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市中央区高砂２丁目の出張ヘルス経営小田中正典容疑者（３０）ら２人。また、福岡市南区塩原１丁目、小学校教諭川上家嗣容疑者（３７）ら客側の４人も児童買春・児童ポルノ法違反（児童買春）の疑いで逮捕された。

　調べでは、小田中容疑者ら２人は出張ヘルス「アプリス」を経営。０４年９月〜今年４月、インターネットの出会い系サイトをみて、電子メールで連絡をしてきた川上容疑者らに少女を紹介し、福岡市やその周辺のホテルなどで売春させた疑い。

　小田中容疑者は、客から１人あたり１万５０００円から２万５０００円を受け取り、このうちの６割を中高生に渡していたという。「１４歳から１７歳　中高生専門」などとサイトでうたい、これに関心を持った客が電子メールで買春を申し込む仕組みで、店の従業員が、中高生らを車で客との待ち合わせ場所のコンビニエンスストアやスーパーなどの駐車場に連れて行き、引き合わせていた。

http://www.asahi.com/national/update/0904/SEB200609040007.html