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2006年09月03日(日) 00時00分

加藤家放火「人殺すつもりなかった」読売新聞

接見弁護士に堀米容疑者が話す

 鶴岡市の加藤紘一・元自民党幹事長の実家と事務所が放火され、全焼した事件で、現住建造物等放火容疑などで逮捕された右翼団体構成員、堀米正広容疑者(65)(東京都新宿区)に2日、弁護士が接見した。堀米容疑者に弁護士が接見するのは初めて。堀米容疑者は「死ぬつもりでやった。人を殺すつもりは全くなかった」などと話したという。

 2日午前、県弁護士会所属の伊藤三之弁護士が、堀米容疑者が拘置されている鶴岡署で約1時間接見した。刑事手続きで不明な点がないかどうかなどを堀米容疑者に確認するのが主な目的で、加藤氏の実家に放火した動機や組織的関与の有無などについては話さなかったという。

 伊藤弁護士によると、堀米容疑者は事件の状況について、「『ごめん下さい』と言って実家の玄関から中に入った。腹を切って、首を切ろうとしたところまで覚えているが、そこからはあまり記憶に残っていない」などと説明した。

 そのうえで、自殺を図ったことについては「決意してやったこと。思った通りにはならなかったが、1回は死んだ人間として、自分の中では一区切りをつけた」などと述べ、今後同様のことをする気がないことや、県警の調べに積極的に応じる意思を示したという。

 堀米容疑者の印象について、伊藤弁護士は「具体的な話をする時間はなかったが、一つのことが終わってさばさばした感じ」と話した。今後は、国選弁護人が選任され堀米容疑者の弁護に当たる見込みという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news001.htm