2006年09月02日(土) 00時00分

和歌山市防災ホームページ（朝日新聞）

　地震や津波の身近な被害予測を知ることで、防災意識を高めてもらおうと、和歌山市は防災専用のホームページ（ＨＰ）「和歌山市防災情報提供プラットホーム」（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｂｏｓａｉ．ｃｉｔｙ．ｗａｋａｙａｍａ．ｗａｋａｙａｍａ．ｊｐ）を開設し、「防災の日」の１日に公開を始めた。自分の住んでいる地域が、地震や津波の被害をどれだけ受けるのかを詳細な地図に示している。

　これまで市のＨＰのあちこちに散らばっていた防災情報を集約し、一つのＨＰにまとめた。マグニチュード８．０相当の内陸直下型地震（震度６弱〜７）と、同８．６相当の海溝型地震（同５弱〜６強）が起きた場合を想定。それぞれのケースについて、市内各地の震度や津波による浸水の規模、液状化現象が起こる危険度などを色分けした。

　さらに市内を３０に分けたより詳細な地図も掲載。土砂崩れの起きやすいエリアや満潮時に津波が来た場合の浸水状況などを明示した。被災した場合に備え、避難所や備蓄倉庫などの情報も記載している。

　大橋建一市長は会見で、「いつでも閲覧できる。身近な情報を役立てて欲しい」とＨＰの利点を強調した。

http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000609020003