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2006年09月01日(金) 00時00分

今後の検察像は「法律より常識」朝日新聞

  横浜地検の検事正に25日付で就任した神垣清水氏(61)が31日、記者会見を開き、「県民の目線を意識した検察を目指す」と抱負を語った。09年までに始まる裁判員制度をにらみ、「法律より常識の専門家になる必要がある」と今後の検察像を述べた。

  裁判員制度は治安再生をもたらすというのが持論だ。市民が被告と直接向き合い、被害者たちの声を生で聞くことで犯罪を憎む。「その気持ちを子どもたちに教え、地域の人たちにも伝える。それが治安再生につながる」

  東京地検時代にロッキード、リクルート、オウム各事件で取り調べや捜査指揮にあたった。いずれも世間の耳目を集めた事件だ。裁判は長期化し、市民と司法の距離を感じたという。

  その溝を埋めるための裁判員制度では市民が裁判に参加する。「検察の姿勢を豊かな常識を持った市民に理解してもらわなければ」。「法律より常識」と訴えるわけである。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000609010003