うその苦情メールをホテルに送ってはクリーニング代をだまし取っていた30歳男を逮捕（フジTV）
「服が汚れた」などとうその苦情メールをホテルに送っては、何度もクリーニング代をだまし取っていた男が逮捕された。詐欺の疑いで逮捕されたのは、福島・猪苗代町の派遣社員・佐藤一良容疑(30)。
佐藤容疑者は2006年4月下旬、山形・長井市のホテルにうそのメールを送信した。
タスパークホテルの高世重幸さんは「レストランを利用して、自分のスラックスに染みがついたということで」と話した。
佐藤容疑者は「(衣服に)ソースのようなものが付着していました。前のお客がこぼしたのがそのままにしてあったため、私も気がつかずに座ってしまったのでしょう」、「人間のやることですから、忘れたりすることはあるかと思いますが」、「そのあたり気をつけていただければ、もっと良いホテルになるのでは?」、「結局、8,000円近い出費をしてしまいました」などとでっちあげ、クリーニング代を請求した。
高世さんは「口座に振り込んでくれということだった」、「それ(口座)がネットの銀行だったということ。それで、ちょっとおかしいと(思った)」と話した。
幸い、タスパークホテルは被害に遭わなかったが、同様の手口で、千葉・浦安市のホテルなどから、百数十件、100万円以上をだまし取っていた。
ホテル側の「この額ならもめるよりは」という心理に付け込んだ新手の振り込め詐欺、佐藤容疑者は、だまし取った金を生活費に充てていたという。
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2006/09/01 19:07 取材: 福島テレビ