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2006年09月01日(金) 22時59分

青森市公社使途不明金 来月に防止策策定朝日新聞

□新理事長に角田教育長「一丸で信頼回復」

 1億円を超える使途不明金が発覚し、運営の立て直しを図る青森市文化スポーツ振興公社で、9月1日に理事長に就任する市教委の角田詮二郎(かくた・ぜんじろう)教育長(64)らの記者会見が31日、青森市内であった。不明金の一部を公社の元主幹が着服したとされる事件について角田氏は改めて陳謝し、不正経理の防止体制を盛り込んだ「改革改善プログラム」を10月上旬に策定する考えを示した。

■自販機収入、事業会計へ

 角田氏は01年から公社の理事。「(公社は)極めてずさんでお粗末な経理内容で、理事を務めていた立場から、実態を把握できていなかったことに対し慚愧(ざんき)に堪えない思い」と述べた。
 また、不正経理防止策として、(1)職員の一定期間での異動(2)倫理・業務能力向上の研修の実施(3)権限と責任の明確化(4)内部監査と市のチェック強化、などをあげた。
 また、不正経理の端緒となったとされる自動販売機収入について、これまでの互助会費への繰り入れから、公社の事業会計に入れる方針を示した。「設立時の初心に立ち返って役員、職員一丸となって信頼回復に努める」と意気込んだ。
 同日付で常務理事に就く林泰義氏(67)は元青森銀行営業部長。これまでこのポストは元市幹部が独占し、初めて民間出身者となった。林氏は、立て直しの鍵として「内部統制制度の再構築」をあげ、「管理を重視する企業風土をつくるのが大事」と強調した。

http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000609010005