2006年09月01日(金) 14時07分

短期間の特例措置、政治的にあり得る話＝貸金業制度で与謝野担当相（ロイター）

　［東京　１日　ロイター］　与謝野経済財政・金融担当相は１日、閣議後の会見で、貸金業制度の見直しに関し、少額・短期に限り上限金利の上乗せを認める特例措置が恒久的に残るのではないかとの懸念について「そういうふうに私は理解していない」と述べ、あくまで時限的な措置との認識を示した。
　また、特例措置そのものに批判があることについては「最終的には利息制限法の２０％に出資法の上限金利が一致するような世界を作るわけで、その間、少額・短期の必要性は党の意見にもあった。いろいろ厳しい条件をつけて、短期間の激変緩和的な意味を含めて（特例措置を）認めることは、政治的にはあり得る話だと思っている」と語り、あらためて容認する姿勢を示した。
　ただ、上限金利の一本化と特例措置で、合計９年にわたり２０％台後半の金利を認める案が浮上していることに関しては「個人としては、そんなに長い期間は必要かなとの思いもある」と疑問を呈した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000857-reu-bus_all