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●「癒やし」効果期待 蛍光灯取り換えへ
犯罪抑止は青い光で——。蒲郡市が１日から、自転車盗被害が後を絶たない蒲郡駅前の駐輪場の照明を、白色から青色に替える。青色は心を落ち着かせる「癒やし」効果があるとされ、市は「安い費用で安全が得られるなら」と期待を高めている。
青色に替えるのは、駐輪場の蛍光灯４２本。費用は１本５００円余りだ。同駅周辺では昨年、自転車盗が約８０件あり、被害が集中しているため導入を決めた。
青色照明の導入は、０５年ごろから奈良市や広島市など全国で広がっている。英国で景観改善のため街灯を青色にしたら、防犯にも効果が出たという例が伝えられたのがきっかけという。
県内では豊川市が７月に、ＪＲ豊川駅の駐輪場で導入した。同市は「まだ効果は不明だが、宣伝効果もあってか、導入当初は自転車盗が減った」という。
蒲郡市は、効果が出れば市内の防犯灯などにも青色照明を広げる方針。同市安全安心課の尾崎隆課長は「市役所で試した時には、少し心が落ち着いた気がした。安全への効果を期待したい」と話している。（奥田悟）
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000000609010003