悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年08月31日(木) 11時45分

WSJ-グーグル、書籍ダウンロードサービス提供ダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米グーグル(Nasdaq:GOOG)は、著作権の切れた古典小説や、それほど知られていない書籍のダウンロード・印刷の無料サービスを利用者に提供している。

グーグルの「ブック・サーチ」サービスでは、ネットサーファーがダンテの(「神曲」の)「地獄編」や「イソップ物語」を検索し、それらの書籍ファイルをPDF形式でダウンロードできる。その後、ファイルにキーワード検索をかけたり、紙に印刷したりできる。これまで、同サービスの利用範囲は著作権切れ書籍のオンラインでの閲覧に限られていた。グーグルは、検索結果を表示するページにキーワードに基づく小さなテキスト広告を掲載することでこのサービスをサポートしている。

著作権が有効な書物は、すべてダウンロードの対象外。これらについてはブック・サーチは基本的な文献情報しか表示しない。多くの場合、検索した言葉の周辺に抜粋が小さく掲載されるにとどまる。出版社の許可を得ない限り、それ以上の内容を表示しない。抜粋の表示に神経を尖らせる出版社もあるが、グーグルは、数行のテキストの利用は公正、と主張している。

ブック・サーチは、グーグルの「ブックス・ライブラリー・プロジェクト」から生まれたサービス。同プロジェクトは、世界各地の主要図書館の書籍をデジタル化し、オンラインでの検索を可能にするのが目的。ミシガン大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学、ニューヨーク公立図書館が協賛している。グーグルは米国議会図書館(LC)との試験プロジェクトも実施する予定だ。

(ダウ・ジョーンズ) - 8月31日11時45分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000019-dwj-biz