2006年08月30日(水) 22時31分

＜ライブドア＞売上高は４割減、最終損益は５２億円の赤字（毎日新聞）

　ライブドアが３０日に発表した０５年１０月〜０６年６月期の単独決算は売上高が前年同期比４０．８％減の４５億円、最終（当期）損益は５２億円の赤字となった。前社長の堀江貴文被告らによる証券取引法違反事件で信用が失墜、ネット広告の受注の落ち込みなどを背景に、本業のもうけを示す同期の営業損益の赤字額が４１億円と、前年同期（１１億円の赤字）の約３．７倍に膨らんだことが響いた。
　グループ企業を含めた同期の連結決算は、法人用会計ソフト「弥生」の販売が好調だったため、売上高が前年同期比９４・６％増の１０１７億円だったが、最終（当期）損益はネット銀行設立の白紙化などに伴う特別損失がかさみ、６４億円の赤字となった。ライブドアは経営再建のため、本業のネット事業との相乗効果が薄い中古車販売のカーチス（旧ライブドアオート）や、ライブドア証券など金融部門などを売却する方針。このため、今後は連結ベースの売上高も縮小していく見通しで、厳しい経営が続きそうだ。【森有正】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060830-00000124-mai-bus_all