2006年08月30日(水) 18時42分

飲酒運転の取り締まり強化　警察庁が異例の通達（朝日新聞）

　福岡市で、酒酔い運転の乗用車に追突されたＲＶ車が海に転落し、幼児３人が死亡した事故を受け、警察庁は３０日、９月１２日から１週間、取り締まり強化週間を設けることなど、飲酒運転の抑止対策の強化を指示する緊急通達を全国の都道府県警察に出した。

　飲酒運転による交通死亡事故は、今年７月末までで４１９件。０４年以降、微増傾向にある。警察庁は、０１年の道交法改正による罰則強化などの抑止効果に陰りが出ているとみて、異例の通達を出すことにした。

　強化週間には、飲酒事故が多発している地域での検問や、夜間の繁華街での違法駐車の取り締まりを集中的に行う。このほか、通達では、飲酒運転の教唆・幇助（ほうじょ）が疑われる同乗者や飲食店への捜査を厳正にすることや、飲食店や駐車場の関係者に対し、飲酒運転防止に向けた協力要請をするよう求めている。

http://www.asahi.com/national/update/0830/TKY200608300321.html