悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年08月30日(水) 02時24分

ソニー製電池、アップルPCでも出火 4月に大阪で産経新聞

 ソニー製のノートパソコン用リチウムイオン電池の過熱、出火問題で、経済産業省は29日、日本国内でも米アップルコンピュータ製パソコンに搭載されたソニー製電池が発火する事故が発生していたことを明らかにした。アップルは全世界で電池190万個のリコール(回収・無償交換)を実施中で、経産省はアップル日本法人に対し、消費生活用製品安全法に基づいて9月5日までに詳しい報告書を提出するよう求めた。

 経産省によると、今年4月に大阪府内でアップルのノートパソコンの電池が過熱し、煙と火が出る事故があり、このパソコンの使用者が指先に軽いやけどを負った。

 アップル日本法人は事故発生後に経産省の外郭団体「製品評価技術基盤機構」へ報告していたが、今月24日に米国でリコールを発表したのを機に、25日に改めて経産省へ連絡。経産省は「大阪での発火事故もソニー製電池に起因したことは間違いない」とみて、さらに詳しく調べる方針だ。

 ソニー製電池をめぐっては、今月14日に米パソコン大手デルが全世界でノートパソコン用電池410万個のリコールを発表。日本国内でも昨年10月に東京都内、今年6月には大阪市内で同社製パソコンの電池発火事故が起きていた。ソニーとデルは31日にも経産省に詳しい報告書を提出する。

 ただ、デル、アップル両社とも重大な死傷事故には至っていないことから、経産省が回収などの緊急命令を出す可能性は今のところ少ない。

 アップル日本法人は「経産省の調査や指示に全面的に協力し、これ以上被害が出ないよう、できるだけ早く回収・交換したい」と話している。

(08/30 02:24)

http://www.sankei.co.jp/news/060830/kei011.htm