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2006年08月24日(木) 08時32分

マイクロソフト、地図・地域情報検索サービスを国内で年内開始フジサンケイ ビジネスアイ

 ソフトウエア世界最大手、米マイクロソフトは、年内にインターネット上の地図・地域情報検索サービスを日本で開始する。衛星写真や航空写真など実写画像を駆使した新サービスで、ポータル(玄関口)サイト大手のグーグルやヤフーに対抗する。マイクロソフトの参入で、ポータルサイト市場の競争激化は必至だ。
 新サービスは、マイクロソフトが米で提供する地図・地域情報検索サービス「ウィンドウズ・ライブ・ローカル」の日本語版。専用ソフトは必要なくネット環境があれば誰でも無料で利用できる。
 マイクロソフトの日本法人によると、「システムはほぼでき上がっている」状況で、このサービスを活用したPR戦略を練ったうえで、具体的なサービス開始の日程を決めるという。
 最大の特徴は、コンピューター画像や衛星写真に加え、航空写真を活用したことだ。航空写真は斜め45度から地上を撮影した「バーズ・アイ・ビュー(鳥瞰(ちょうかん)図)」という機能で、東西南北の4方向から検索対象を見ることができビルの入り口も確認できる。
 年内に予定しているサービス開始と同時に、日本の航空写真が見られる機能を提供するかは未定だが、国内の写真撮影の準備を進めている。
 サービス画面には、キーワードと地域や住所などの地理情報を入力する2つのボックスがあり、例えば、利用者が「ピザ」「銀座」と入力すれば銀座のピザ屋が地図上に表示される。
 また、目的地と出発地を設定するとカーナビゲーションのように道路の経路検索も可能で、渋滞などの交通情報もリアルタイムで見られる。
 取引先のオフィスやお気に入りのレストランなどを、自分専用の地図に登録して、メッセンジャーで地図を2人同時に共有することも可能だ。
 米国で試験提供しているクルマの運転席に座った視点から見える街並みの画像も、注目を集めそうだ。地図上の自動車マークを動かすと実写画像がそれに合わせて表示される仕組み。日本版への導入は未定だが、「歩行者目線のサービスは何らかの形でやりたい」(日本法人)と人間目線に近い実写画像サービスを取り入れる予定だ。
 また、同社は携帯電話向けのサービスも提供する方針で、GPS(衛星利用測位システム)との連携による付加価値機能なども検討していく。
 グーグルやヤフーを抑えてネットビジネスで覇権を狙うマイクロソフトは、ネット関連サービスに今年度11億ドル(約1280億円)を投資する計画。地図・地域情報検索サービスは、この目玉のひとつで、今後、収益につながるビジネスモデルの構築を急ぐ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月24日8時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000000-fsi-bus_all