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2006年08月16日(水) 14時15分

WSJ-グーグルマップ、検索結果ページに企業のクーポン掲載ダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米インターネット検索大手グーグル(Nasdaq:GOOG)は15日、地図検索サービス「グーグルマップ」の検索結果の画面上に、企業が消費者向けの印刷可能なクーポンを表示する無料サービスを始めると発表した。

同社はこのサービスで、地図検索の利用者増を狙うとともに、小企業の掲載を増やす考え。

グーグルによると売り上げは、数カ月後、グーグルへのキーワード広告出稿者が、検索利用者を自社のクーポンに導いた時点で発生する。クーポンはグーグルマップ上に表示するので、このサービスは、自前のウェブサイトを開設していない小企業でも利用できる。

クーポンを提供したい企業は、15日以降、グーグルマップ上の、自社情報を更新するコーナーである「ローカルビジネスセンター」に行き、クーポンで提供する内容や画像を入力する。このクーポンは印刷が可能で、これを出稿者の店に持っていくと、クーポンに表示されているサービスが受けられる。したがって、オンライン店舗を開設していない小企業にとっても有益だ。

グーグルの製品管理責任者は「出稿者側も消費者も完全に無料。クーポンを見た利用者が実際に購買する比率がどうであれ、出稿者にとっては幸運なことだ」と述べた。

このサービスでは、クーポン利用者の履歴を容易に追跡できるため、グーグルマップを含むオンライン広告は効果的で価値があると小企業に納得してもらえる可能性がある。

カリフォルニア州オークランドの調査会社スターリング・マーケット・インテリジェンスのグレッグ・スターリング氏は「オンラインマーケティングの非常に明確な効果だ。さらに現在は無料なので、魅力が大きい」と語った。

グーグルは、このサービスを始めるに当たり、コックス・エンタープライゼス(本社アトランタ)傘下のバルパック・ダイレクト・マーケティング・システムと提携した。バルパックは毎年、青い封筒いっぱいのクーポンを消費者の自宅に送っている。バルパックの広告主はグーグルマップに2万種類のクーポンを提供し、これらは毎日、最新のものに更新される。

市場調査会社コムスコア・ネットワークスのコムスコア・メディア・メトリックス部門によると、7月にグーグルマップのサイトを訪れたのは2300万人で、2005年7月の1130万人から倍増した。

(ダウ・ジョーンズ) - 8月16日14時15分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000023-dwj-biz