2006年08月15日(火) 10時47分

韓国、駐韓大使呼び抗議　首相の靖国参拝で（朝日新聞）

　韓国外交通商省は１５日午前、報道官名で「（日本からの独立記念日に当たる）８月１５日にかつての日本の軍国主義と侵略の歴史を美化・正当化する靖国神社に再び参拝したことに深い失望と憤怒を表明する」とする抗議声明を発表した。柳明桓（ユ・ミョンファン）・第１外務次官は大島正太郎駐韓大使を同省に呼び「非常に深い遺憾の意」を伝えた。

　抗議声明は「日本の責任ある指導者たちが靖国神社参拝によって韓日関係を阻害させることが二度と起きないよう強く促す」とも指摘し、次期首相の参拝を牽制（けん・せい）した。

　盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領も同日の独立記念式典で「（日本は）実践によって過去のような行いを繰り返す意思がないことを証明しなければならない」と述べ、「独島（竹島の韓国側呼称）、歴史教科書、靖国神社参拝、日本軍慰安婦問題の解決へ向けた実質的な措置」を求めた。

http://www.asahi.com/international/update/0815/007.html