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2006年08月03日(木) 00時00分

迷惑電話を撃退するには?朝日新聞

ほとんどの端末では特定の電話番号からの着信拒否、非通知着信の拒否などを設定することができる。

 ケータイに限ったことではありませんが、電話はイタズラ電話や迷惑電話が掛かってくることがあります。くり返し掛かってくる間違い電話に悩まされることもあるかもしれません。今回は迷惑電話や間違い電話を撃退する方法について、紹介しましょう。

 ふとケータイの画面を見ると、知らない番号からの着信履歴。誰だろうと思い、早速、コールバックを……。ちょっと待ってください。そう、数年前から話題になりましたが、いわゆる「ワンギリ」の可能性があります。着信履歴に残した電話番号にコールバックさせることで、こちらの携帯電話番号が相手に知り、不当な請求やしつこい勧誘を行なうという手口です。見知らぬ電話番号には、不用意にコールバックをしないように、くれぐれも注意しましょう。

 しかし、それでもイタズラ電話や迷惑電話が掛かってくることがあったら? そんなときはケータイ本体に搭載されている機能や提供されているサービスを利用することで、対処することができます。

 まず、もっとも基本的なのが端末に搭載されている「着信拒否」という機能です。ケータイにあらかじめ電話番号を登録しておけば、その電話番号からの呼び出しには着信しないように設定できます。登録できる電話番号の件数や呼び出し時の動作は機種によって異なりますが、通常は10〜20件程度の電話番号を登録でき、該当する電話番号からの呼び出し時には着信音が鳴らなくなるのが一般的です。同様の機能として、相手の電話番号が通知されない状態(非通知)で掛かってきたとき、着信しないようにする「非通知着信拒否」も設定できます(着信履歴には記録が残るものがあります)。ただ、非通知着信拒否を設定すると、非通知の呼び出しをすべて着信しなくなるので、自分に対し、非通知で電話を掛けてくる人が居ないかどうかを確認したうえで、設定する必要があります。また、子どもや青少年がケータイを持つときのために、電話帳に登録されていない電話番号からの着信には応答しないように設定できる機種もあります。

 一方、各携帯電話事業者でも「迷惑電話防止サービス」を提供しています。NTTドコモは「迷惑電話ストップサービス」、auは「迷惑電話撃退サービス」、ボーダフォンは「ナンバーブロック」という名称で、それぞれサービスを提供しています。料金は無料と有料の場合があり、各社とも申し込みが必要です。着信を拒否したい電話番号は、あらかじめサイト接続や音声ガイドによる操作で登録することもできますし、迷惑電話が掛かってきた直後に、特定の電話番号にダイヤルして、登録するといった方法が利用できます。迷惑電話防止サービスは端末の着信拒否機能と違い、交換機側に情報を設定するため、ケータイは着信音も鳴りませんし、着信履歴にも記録されません。電話を掛けてきた相手には「この電話はお客様のご要望により、おつなぎできません」といった音声ガイドが流れ、自動的に電話が切れるしくみになっています。こちらがエリア外のときや電源を切っているときも同じメッセージが流れます。相手が非通知で掛けてきたときもダイヤル操作で、以降の着信を拒否する設定ができます。

 さらに、電話番号を通知した相手からの呼び出しのみ着信する「番号通知お願いサービス」(NTTドコモ)、「番号通知リクエストサービス」(au)というサービスも提供されています。これらを組み合わせることで、迷惑電話をより確実にシャットアウトすることができます。

 ケータイはオフィスの電話などと違い、プライベートな電話ですから、安心して使えるようにしたいものです。迷惑電話に困ったら、端末に搭載されている機能や各社のサービスを上手に活用して、対処しましょう。ただし、設定方法を間違えて、大切な人からの呼び出しを逃すことのないように注意してください。

http://www.asahi.com/digital/column01/TKY200608010540.html