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2006年07月31日(月) 10時58分

WSJ-AOL、動画ポータルサイト立ち上げへダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米メディア大手タイム・ワーナー(NYSE:TWX)のインターネット部門であるAOLは、事業復活に向けた最新の取り組みとして、ユーザー発信型コンテンツやMTV、ニコロデオン、A&Eなど多数のケーブルテレビ(CATV)番組を提供する動画向けインターネット・ポータル(玄関)サイトを立ち上げると明らかにした。

AOLは、顧客が選択した映像を個別に配信する「ビデオ・オン・デマンド(VOD)」サービスを提供する45の「チャンネル」を含む、同サイトの試験版を今週立ち上げる。同サイトでは、有料・無料コンテンツの双方を提供する。また、他のサイトに掲載されている動画にリンクする動画検索機能も加える。

当初、AOLの動画サービスは今春開始される予定だった。マイクロソフト(Nasdaq:MSFT)のMSN、グーグル(Nasdaq:GOOG)、ヤフー(Nasdaq:YHOO)のほか新興企業のユーチューブなどのインターネット業界各社に続く参入となる。ABC、CBSや米メディア大手バイアコム(NYSE:VIA.B)傘下のMTVネットワークスなど伝統的なテレビ局やCATVも動画コンテンツの一部のネット配信を始めた。

タイム・ワーナーがAOLサービスのほぼすべてを無料にするという急進的な計画の発表へ向けた準備を進めている時期での発表となった。タイム・ワーナーは戦略変更の詳細を2日の4−6月期決算発表後に明らかにする予定。

3月末時点のAOLの有料サービス加入者数は1860万人。かつてはダイヤルアップ方式のインターネット接続サービスで支配的地位を占めた同社だが、高速インターネット接続サービスへのシフトが進んでいることにより、加入者の減少ペースが加速している。

AOLは、より多くの加入者以外のユーザーを呼び込み、広告収入の増加を図るため、主要サイト「aol.com」の無料サービス充実に多くの措置を講じている。

AOL幹部は、この戦略の中心に動画サービスを位置づけ、3月から「チコ・アンド・ザ・マン」「ワンダーウーマン」などの名作テレビドラマを無償提供している。

AOLによると、この「In2TV」サービスの4月のユニーク・ビジター数は約180万人。サービス開始以来、同月に初めて1カ月間フル操業した。

(ダウ・ジョーンズ) - 7月31日10時58分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000016-dwj-biz