2006年07月16日(日) 14時03分

９７、０１年もパロマが死亡事故報告…情報開示されず（読売新聞）

　パロマ工業製の瞬間湯沸かし器の販売を担当するパロマが、事故発生を通産省（現・経済産業省）に最初に報告した１９９２年７月以降、９７年と２００１年にも死亡事故を把握し、同省に報告していたことがわかった。

　どの時点でも、消費者に情報は開示されず、結果的に被害の拡大を防げなかった。

　パロマによると、同社は９１年９月〜９２年４月に起きた４件の事故（５人死亡、４人軽症）を９２年７月の時点で確認。同省に文書で報告し、「日本ガス石油機器工業会」を通じて、機器の保守点検を行う業界団体に事故防止対策マニュアルの作成を依頼した。

　その後、９７年８月に大阪市で１人、２００１年１月に東京都で２人が死亡した際も、それぞれ直後に事実関係を確認し、同省に口頭で報告していたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000104-yom-soci