2006年07月14日(金) 20時59分

松本被告の訴訟能力、精神科医の意見書を最高裁に提出（読売新聞）

　東京高裁の控訴棄却決定を不当として最高裁に特別抗告しているオウム真理教の松本智津夫被告（５１）の弁護団は１４日、松本被告の訴訟能力について「失われている可能性が大きい」とする精神科医の意見書を最高裁に提出した。

　意見書によると、精神科医は先月２９日に３０分間、東京拘置所で松本被告と面会。松本被告に「裁判が確定し、死刑が執行されますよ」などと問いかけたが、反応はなかったという。

　弁護側の依頼で松本被告と接見し、意見書を作成した精神科医は７人目。これまでの６人も松本被告の訴訟能力を否定していたが東京高裁はこれを認めず、「訴訟能力はある」と判断していた。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4900/news/20060714ic21.htm