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2006年07月12日(水) 15時30分

ドコモのSIMPURE2機種に不具合、販売は一時中止impress Watch

写真:インプレス    NTTドコモは、4月に発売したFOMA端末「SIMPURE N」「SIMPURE L」の2機種において、海外渡航時にうまく認証が行なわれず、通話や通信ができなくなる場合があることを明らかにした。同社では両機種の販売を一時的に中止するとともに、7月中旬にソフトウェア更新サービスを提供する。

 今回明らかになった事象は、NEC製の「SIMPURE N」かLG電子製の「SIMPURE L」を持って海外へ渡航した場合に端末の通話や通信ができなくなる場合があるというもの。画面上には「圏外」と表示され、帰国後も使えない。

 ドコモによれば、原因は現地キャリアと端末間で認証が行なわれる際に、日本から発せられたドコモ側の信号が海外のネットワークを経由していると、想定外の信号に変換されて、端末に届く場合があるという。想定外の信号を受信した端末側は「不正な信号を受信した」と判断し、通話・通信機能をロックする。

 なぜ想定外の信号に変換されるのか、あるいはどの国やキャリアで事象が発生するか、ドコモでは現在詳細を調査中。ユーザーからは、米国や英国、フランスなど23カ国で同様の事象が発生したとの申告を受けているという。今回の事象の原因は「端末の不具合」とされていないが、その理由についてドコモでは「(通話・通信が使えなくなるのは)不正な信号によるもので、SIMPURE2機種は3GPPの規格に準拠しており、端末側の不具合ではない」と説明。N900iGなども海外で利用できる端末だが、SIMPURE2機種と同じように不正な信号を受信する場合はあるという。ただし、N900iGやM1000では機能をロックしないため、今回のような事象は発生しない。

 対象となるのは、SIMPURE Nが約85,000台、SIMPURE Lが約44,000台。同社では7月中旬にソフトウェア更新サービスの提供を開始する考えだが、それ以前に海外へ渡航するユーザーに対しては、代替機の貸出など個別の対応を行なう考えで、専用窓口へ問い合わせるよう呼びかけている。

■ URL

  ニュースリリース

  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060712a.html

  重要なお知らせ

  http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/060712_00.html

(関口 聖)

2006/07/12 11:50
(impress Watch) - 7月12日15時30分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060712-00000011-imp-sci