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2006年06月27日(火) 18時25分

WSJ-グーグル、新オンライン決済サービスの試験版導入へダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)販売業者にクレジットカード情報を明らかにすることを好まない消費者が製品・サービスを購入する際、インターネット上となると、これまでは限られた選択肢しかなかった。だが、今週、製品付属のクーポンを郵送すると小切手が受け取れる「メール・イン・リベート」付きの新たな電子決済オプションが披露される予定だ。

事情に詳しい関係者によると、米インターネット検索大手グーグル(Nasdaq:GOOG)は早ければ今週にも独自のオンライン決済サービス「Gバイ」の試験版を導入する見通し。Gバイの導入は数カ月前から予想されており、米ネット競売大手イーベイ(Nasdaq:EBAY)の決済サービス「ペイパル」や他社のサービスとの競合が見込まれている。グーグルは消費者を呼び込むため、Gバイを利用してネット決済を完了したユーザーに代金の一部割り戻しを提供する計画だ。

新しいサービスの仕組みは、最初にグーグルで「靴」「ベビーカー」などの品物を検索すると、Gバイでの支払いが利用できる広告主を示すアイコン付きのテキスト広告が表示される。通常、購入者が広告をクリックすると、その販売業者のウェブサイトに直接リンクされる。新システムでも業者のサイトにリンクされるが、Gバイでの決済を選択した場合、グーグルと統合された別の精算手続きを経ることになる。こうした詳細はグーグルがGバイを正式発表する前に変更される可能性もある。

予想されるGバイの導入は、オンライン決済市場の大変革の前触れのようだ。消費者が利用できるオンライン決済方法は、これまではペイパルのように、支払いを受ける業者・個人に対して口座情報を明らかにしない、クレジットカードや口座振替などを通じたサービスに限られていた。
(ダウ・ジョーンズ) - 6月27日18時25分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060627-00000030-dwj-biz