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2006年06月15日(木) 08時32分

国内全機を緊急点検 シンドラーエレベータ 海外技術者20人招集フジサンケイ ビジネスアイ

 東京都港区の公営住宅で、エレベーターに挟まれた男子高校生が死亡した事故を受け、エレベーター製造元のシンドラーエレベータ(東京都江東区)の幹部らが14日、国土交通省で記者会見した。
 シンドラーグループ(スイス)エレベーター・エスカレーター部門のローランド・ヘス最高責任者は「国土交通省には機材や部品、サービス手順について報告した。あわせて、日本にあるすべてのシンドラー製エレベーターを点検することも表明。緊急点検をよりスムーズに行うため、ワールドワイドから技術者を呼び寄せている」と述べた。
 同氏は、当初の情報開示が遅れたことを改めて陳謝するとともに「スイスの本社も含め、全面的なバックアップ体制を敷き原因究明にあたる」と語った。
 同社は、海外から合計20人の技術者を集め、8月30日までに日本の同社製エレベーターすべての点検を終えるとの方針を示している。
 一方、日本法人のケン・スミス社長は、国内で同社製エレベーターのトラブル事例が報告されていることを受け「国土交通省に対し、不具合率を把握した上で報告することにしている」と述べた。
 また、スミス氏はドアが開いたまま、かごが上昇した事例が4カ所で計6回あったことを明らかにした。ただ、制御基板に問題があったかどうかについては「現在検証中であり分析できていない」とし、原因についても「現在警察が捜査中であり、コメントできない」と言及を避けた。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 6月15日8時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060615-00000002-fsi-bus_all