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2006年06月01日(木) 15時44分

自殺8年連続3万人超 50代以上減、40代以下増加 昨年産経新聞

 昨年1年間に日本国内で自殺した人は前年比0・7%増の3万2552人で、8年連続して3万人を超えたことが1日、警察庁のまとめで分かった。
 50代以上が半数以上を占めるものの前年より減少。一方で、40代以下が各年代で増加。改善する兆しのない深刻な自殺の実態があらためて浮き彫りになった。
 まとめによると、全体のうち男性が2万3540人で7割以上。女性は9012人。
 年齢別にみると、60歳以上が最も多く、前年比0・9%減の1万894人。50代が2・4%減の7586人、40代が2・1%増の5208人で、30代が6・3%増の4606人、20代が5・0%増の3409人と続く。
 原因・動機別では「健康問題」が1・5%増の1万5014人で半分近くを占め、次いで「経済・生活問題」が2・4%減の7756人、「家庭問題」が0・9%増の3019人だった。
 遺書のあった場合をみると、20代、30代は「健康問題」が、40代、50代は「経済・生活問題」がそれぞれ最も多い。
 職業別では無職者が0・3%減の1万5409人で半数近くに上った。被雇用者が5・3%増の8312人で、自営者は4・1%減の3700人。
 学生・生徒が9・8%増の861人で、統計を取り始めた昭和53年以降で2番目に多かった。このうち小学生は7人、中学生は66人で高校生は215人。大学生が半数以上の433人だった。
 自殺者数は53年以降、2万人台で推移していたが、平成10年に急増して3万人を超え、高止まりの状態が続いている。
(産経新聞) - 6月1日15時44分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000024-san-soci