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2006年05月30日(火) 15時37分

誤って反則切符、38人を誤摘発 福岡県警 朝日新聞

 福岡県警が、県公安委員会の承認がなく法的効力のない道路標識などに基づいて、01年以降、運転者38人に誤って反則切符を切ったり、車をレッカー移動したりしていたことが30日、わかった。県警は04年8月から、県内の道路標識約45万本について公安委承認の有無を調査中で、誤摘発の件数が増える可能性がある。

 県警によると、宗像市で01年7月、トラックにオートバイが追突する事故があり、事故の調査の過程で、現場にある駐車禁止の標識が公安委から承認を受けていなかったことが判明。県内の他の道路標識の承認の有無について調べていた。

 誤摘発となった38人の「違反」は、須恵町と福岡市南区の交差点での一時停止違反が21人、北九州市小倉北区での駐車違反が17人。

 須恵町の誤摘発は今年3月、町道交差点で摘発した7人の事務手続き中に公安委の承認のない標識だったことが判明。6人から反則切符を回収し、反則金を納めていた1人に反則金を返還した。この標識による過去の摘発を調べたところ、01〜05年に計13人(反則金計28万6000円)を誤って摘発。福岡市南区塩原の市道交差点でも公安委未承認の標識にもとづいて1人を一時停止違反で摘発していた。

 北九州市小倉北区では、香春口2丁目の市道で駐車違反の標識に基づき車をレッカー移動したが、この標識は市道につながる別の道を対象としていた。同様に規制対象を間違えて16人を誤って摘発していた。

 38人のうち5人は、誤摘発による違反点数が加算されて免許停止となっており、経済的に影響がある場合、県警は補償も検討するという。

http://www.asahi.com/national/update/0530/SEB200605300002.html