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2006年05月24日(水) 00時00分

【湖南】 被害者ら「謝罪の言葉聞きたい」 元NHK記者の放火初公判 東京新聞

 23日に大津地裁であった元NHK大津放送局記者、笠松裕史被告(24)の初公判には、大津市内に住む被害者5人が傍聴した。笠松被告の罪状認否などの様子を傍聴席で身を乗り出すようにして聴き入り、公判後には「謝罪の言葉が聞きたい」「反省していたように見えた」などと話していた。 (勝山友紀)

 大津市では昨年4月から5月にかけて、民家全焼1件を含む11件の連続放火が発生。笠松被告は「すべて僕がやりました」と犯行を認めている。

 「建物を燃やす意図はなかったというが、そんなことが弁解になるのか」。公判後、傍聴席で弁護側の主張を聞いた大津市朝日が丘1の無職男性はこう話し、憤りの表情を見せていた。男性は、昨年5月1日未明、自宅軒先の柱などが燃える被害に遭っている。「弁護するのは立場上仕方ない。裁判とはこんなものかな。「すみませんでした」という謝罪が聞きたい」とつぶやいていた。

 また、同市梅林2丁目の新聞販売店主男性は、連続8件の放火があった同5月15日未明、自宅軒下のビニールシートに火を付けられた。笠松被告を見るのはこの日が初めてといい、「やつれた様子で反省しているようだった」と語った。「今は怒りはない。行為自体は悪いことだが、ストレスのはけ口が他になかったのだろう」と残念そうな表情を見せていた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20060524/lcl_____sga_____000.shtml