悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年05月08日(月) 18時41分

三井住友銀の一部業務停止命令は遺憾=西川前頭取ロイター

 [東京 8日 ロイター] 三井住友銀行が融資先企業に金利スワップを無理に購入させていたとして、金融庁から一部業務停止命令を受けた件について、当時の経営トップだった西川善文前頭取(現日本郵政社長)は「この事態は大変残念なことで、大変深刻な事態と認識している。大変遺憾に存じている」と述べた。8日午後の参議院行政改革特別委員会で大門実紀史委員(共産)の質問に答えた。
 西川氏は「残念ながら、私の耳には入らなかった。コンプライアンスよりも利益を優先させるような指示は一切行っていない」と述べ、こうした販売を行っていた事実を知らなかったと主張。これに対し大門委員は、最終責任は経営トップだった西川氏にあるとし、日本郵政社長の職の辞任を求めたが、西川氏は「日本郵政の社長に任命され、大変重要な任務を負った。これまでの経験や知識を生かしながら最大限努力し、この任務を果たしていきたいと現在は考えている」と述べた。
 三井住友銀行の中で、役員報酬の返還が検討されているとの指摘に対しては「具体的なものが出てくれば、それに従う」と語った。
 金融庁は4月27日、三井住友銀行が融資先企業に金利スワップを無理に購入させていたのは独禁法違反の優越的地位の乱用にあたるとして、法人顧客に対する金利系デリバティブ商品の販売など一部業務の停止を命令した。
(ロイター) - 5月8日18時41分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000443-reu-bus_all