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2006年05月06日(土) 00時00分

W杯応援 準備はOK読売新聞

代表の皆さん 期待してます!!

 待ちきれない!——。ドイツでの開幕が6月9日に迫るサッカーのワールドカップ(W杯)。日本でもあちらこちらで期待が過熱している。


 ブラジルの黄、ドイツやイングランドの白、日本の青。東京・上野のスポーツショップ「ワールドスポーツプラザ上野店」は、各国代表チームモデルのユニホームで埋まっている=写真=。

 「オランダのオレンジがすごく好きなんです」。商品をうっとりとながめていた埼玉県草加市の会社員瀬戸智さん(32)。自称“ユニホームおたく”で、日本とオランダのユニホームを8枚ずつ持っているという。「休みが取れるかわかりませんが、ユニホームを着てドイツに行きたい」と力を込めた。

 同店では1着1万円前後のユニホームが1日6〜7着売れており、昨年の倍近い売り上げ。一番人気はブラジルのロナウジーニョ選手のもので、日本選手では中村俊輔や中田英寿、宮本恒靖のユニホームが好調。「代表が正式発表されれば売り上げは爆発的に増える」。店員の山森智治さん(27)は期待する。

 犬用グッズを扱う東京・銀座の「犬の生活」では、日本代表チームモデルの犬用Tシャツ2000枚の販売を始めた。

 そでに前足を通し、丈はおなかの下まで。超小型犬から大型犬用まで8サイズあるが、各サイズとも予約が殺到したという。同店では「犬のおしゃれ用に買う飼い主も多い」と話す。

 「ここで力を入れずにどこで入れる、と思ってます」。東京・市ヶ谷のドイツ料理店「パウケ」のオーナーシェフ村田孝行さん(42)は、顔を紅潮させてW杯への期待を語る。

 店内の壁にはドイツ歴代の代表ユニホームや選手のポスターがずらり。瓶がサッカーボールの形をしたワインやドイツ国旗も置いてあった。W杯期間中は80インチの大型スクリーンでドイツや日本の試合を映す。

 村田さんは20年前、料理修業でドイツに滞在して以来のサッカーファンで、いまは社会人チームのオーナー兼選手。W杯開催中はビールとおつまみをセットにした割安の記念メニューを提供し、その日に試合が行われる都市の地ビールの料金も割引にする。

 法政大は4月27日、市ヶ谷キャンパスで講演会「W杯開催記念講演会〜ドイツワールドカップの楽しみ方」を開催。約120人の学生を前に小倉純二・FIFA理事や日本サッカー協会の田嶋幸三技術委員長がW杯の歴史などを語った。

 「ジーコ監督の後任は」と質問した学生に対し、田嶋さんは「ここでは言えません。しっかり着々と考えていますが」と答え、会場の笑いを誘った。

 一橋大学も、期間中の6月17日にW杯をテーマにした市民講座を開く。

 各方面で盛り上がりをみせるW杯だが、例外は観戦ツアー。以前は旅行会社にも配分されたチケットが、今大会は組織委員会の直接扱いに。このため、ほとんどの旅行会社の企画ツアーは、チケット入手者のみが対象となった。ある大手旅行会社では、3月に観戦ツアーを売り出したものの首都圏用2000席のうち売れたのは7割。担当者は「以前は販売と同時に申し込みが殺到したのに」とため息をつく。


渡辺貞夫さん

 自他共に認めるサッカーファンのジャズサックス奏者、渡辺貞夫さん(73)。多忙な日程をやりくりしてドイツに飛び、日本の予選3試合を観戦する。「楽しみだねー」と“ゴキゲン”な様子だ。

 29歳で渡米し、ブラジルやアフリカのリズムを使った演奏を展開する「世界のナベサダ」。1997年、日本が初のW杯切符を手に入れた「ジョホールバルの歓喜」はスタジアムで見た。日本代表のほとんどの国際試合を夫人と一緒に観戦しているという。

 「音楽もサッカーも以心伝心のプレーが大事。選手は一世一代の勝負をかけてほしい」とエールを送る。

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