2006年04月18日(火) 20時22分

松本被告の控訴棄却、教団に内部文書…公安調査庁発表（読売新聞）

　公安調査庁は１８日、団体規制法に基づきオウム真理教関連施設１１か所で行った立ち入り検査の結果を発表した。

　東京高裁が松本智津夫被告（５１）（１審・死刑）の控訴を棄却する決定をしたことについて、信者に「冷静な対応」を求める内部文書が複数の施設で見つかった。

　文書は、控訴棄却の決定があった３日後の３月３０日付で、「教団役員一同」による「お知らせ」と題した書面。

　裁判の状況をまとめたうえで、「誤解を招くような言動に注意し、冷静に対応する」ことを信者に求めている。また、検査に入った公安調査官に対し、信者からは「教義は残るので修業を続けるだけ」「裁判所の判断は承服できない」といった発言があったという。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4900/news/20060418i315.htm