悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年03月23日(木) 00時00分

私ってただの便利な女?読売新聞

 20代大学生、4月から社会人となります。

 2年間つき合っている同学年の彼がいますが、彼の女癖に悩まされています。

 私と交際中にもかかわらず、前の彼女に「会いたい、好きだ」と言っていたことを知り、不信感でいっぱいです。最近も、サークルの女の子、昔の彼女などを遊びに誘っています。やめてほしいと言っても聞いてくれず、「食事に誘うだけ。信用しろ」と言います。

 私は彼が大好きで、自分の時間を削って彼を支えてきました。彼に喜んでもらうことが自分にとっての幸せだと感じてきました。彼の気持ちが私以外に向かうなら、私はただの便利な女でしかなく、いやです。

 このところ彼にばかり時間をかけてきたせいで、友人、家族、バイト、仕事関係の課題など、すべて、おろそかになっています。ここで彼も失ったらと思うと、寂しすぎて別れられません。自分の存在価値が見えなくて、とても苦しくつらいのです。アドバイスをお願いします。(東京・K子)

 少し彼との距離をとってみませんか?

 4月から社会人となり、新しい生活が始まります。

 彼にばかり時間をとられ、このところおろそかになっていたこと、家族や仕事の課題と正面から取り組む時空を積極的につくってみてはいかがでしょう。もしかしたら、あなたが最もおろそかにしてきたのは、あなた自身の現在と今後に取り組むこと……。それだったのではないでしょうか。

 彼が言うように「女友達を食事に誘うだけ」であったとしても、いまのあなたは不信感がつのるだけでしょう。

 4月からは、学生時代とは違った忙しさが始まるでしょう。ある意味で、いいチャンスではありませんか?

 具体的に彼と距離をとった結果、もう一度つき合ってみようという結論にたどりつくかもしれませんし、別の結論が見えてくるかもしれません。自分の存在価値が見えない、というような関係はゆがんでいます。

 人生の本番はこれから!です。

 (落合 恵子・作 家)

http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20060323sy31.htm