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2006年03月13日(月) 00時00分

電話、定期券、電子マネーをまとめてさらに便利に読売新聞

 携帯電話を切符や定期券代わりに使える「モバイルSuica(スイカ)」サービスが、1月28日、JR東日本で始まった。電子マネー機能も備えた画期的な新サービスは、私たちの日常生活をどう変えるのか。開発担当者に話を聞いた。


山田 肇  やまだ・はじめ
JR東日本 Suica部次長
1959年秋田県出身。81年日本国有鉄道入社。87年に日本テレコム株式会社入社、主に情報システムの構築に携わる。97年から99年にかけて同社米国法人へ出向。2000年にJR東日本へ出向し、02年同社入社。04年よりSuica部次長を務め、モバイルSuica実現に携わる。
—— モバイルスイカの特長を教えてください。

山田モバイルスイカを使うと、携帯電話の通信機能を使って電子マネーの入金や定期券、グリーン券の購入ができるようになります。画面があるので、電子マネーの残額や使用履歴を確認することもできます。

 グリーン券の購入履歴も残るので、頻繁に使う区間のチケットを繰り返し購入するのに便利です。2007年度には、新幹線の指定券も購入できるようになります。

 モバイルスイカを利用できるのは、「おサイフケータイ」という、IC(集積回路)チップを搭載した携帯電話(NTTドコモ10機種、KDDIのau5機種)をお持ちで、しかもJR東日本の「ビューカード」の利用者です。他社カードでの利用を求めるお客様の声もありますが、ビューカードに限定しました。

 ボーダフォンに関しては、現在開発を進めています。遠くない将来に使えるようになるはずです。

—— クレジットカードを作れない18歳未満は利用できないのですか。

山田現状ではできません。携帯電話をよく使う中高生にも利用してもらいたいのですが…。銀行口座から引き落とせるようにしてはどうか、という案もあります。

—— モバイルスイカは、どこで利用できますか。

山田 電子マネーの入金は、日本国内ならどこでも可能です。

 乗車券としては、本社圏内の首都圏と仙台、新潟両市内で利用できますが、JR西日本圏内でも、「ICOCA(イコカ)」が使える駅なら使用できます。

 07年3月からは、関東の私鉄とバスとで共通利用できる「PASMO(パスモ)」が始まりますが、ここでも使えます。カードのスイカが乗車券として使えるエリアならば、モバイルスイカも使える、ということです。今秋から、JR東海でも「TOICA(トイカ)」が導入されます。こちらでの利用は、これから検討します。

http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20060313nt08.htm