2006年03月07日(火) 19時29分

過剰融資違反を明確化　金融庁、消費者金融で（共同通信）

　金融庁は７日、消費者金融や商工ローンなど貸金業で問題となっている過剰融資について、法令違反の事例を明確にすることを明らかにした。顧客が返済しようとしても、これを拒否して融資を継続するといった悪質な事例を同庁の事務ガイドラインに追加し、４月下旬から適用する。
　貸金業規制法では過剰融資を禁止し、事務ガイドラインで例示している。違反事例を追加することで、貸金業者に是正を促す。
　改正では、顧客が求めていないのに融資限度額を上げることや、保証人の返済能力を審査して書面に残すことなどを加える。顧客が希望した場合を除いて、融資返済の引き落とし口座を公的年金の払込口座に設定することも禁じた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000209-kyodo-bus_all