2006年02月14日(火) 23時28分
最終利益は１兆円台へ 三菱ＵＦＪ、増配も検討（共同通信）
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループが、昨年１１月時点に予想した２００６年３月期の連結最終利益９３００億円を上方修正し、１兆円を突破する見通しになったことが１４日、分かった。
経営の重荷になってきた不良債権処理費用が大幅に圧縮されることが主因だ。最終利益が１兆円台に乗ることで、同年３月期の純利益で１兆円を超すトヨタ自動車に迫ることになり、大手銀行の業績が急回復していることをあらためて印象づける。１５日に発表する予定の２００５年４−１２月期決算と併せて公表する見込みだ。
取引先の業績回復により過去に積んだ貸倒引当金が必要なくなり、貸倒引当金の「戻し入れ益」として計上される影響が大きい。加えて、投資信託販売などの手数料収入が好調なことも寄与する。通期の配当も６０００円から１０００円程度増やす方向で検討している。
（共同通信） - 2月14日23時28分更新
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