悪のニュース記事

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2006年01月11日(水) 00時00分

再婚話進めてくれぬ彼読売新聞

 40代の女性会社員。結婚を前提に交際している男性がいます。私にも彼にも離婚歴があります。彼は、先妻に子どもの養育費を送りながら、実母と暮らしています。

 婚姻届を提出する話になると「まだ早い。まわりを説得してから」と言います。反対があるのか問いただすと、「ない」というばかりで話が進みません。

 結婚に消極的な反面、私には、彼の家で暮らすよう勧めます。彼の家に行くとお母さんは歓迎してくれますが、私に先妻の悪口を言ったり、物事を押しつけたりするなど無神経なところが気にかかります。彼も気配りに欠け、私の両親が季節の付け届けをしても、お礼の一言もありません。

 互いに再婚なので難しい面が多いのは承知しておりますが、煮え切らない彼の態度に不信感が募ります。彼の家に飾ってある子どもの写真を見て嫌な感じになり、心の狭さに自己嫌悪に陥ります。ご助言をお願いします。(千葉・D子)

 離婚を経験し、いろいろとおありになる。お互いに今までの歴史が肩にかかっているわけで、彼には養育費を送る子どもがいて、お母さんと暮らしていらっしゃる。彼はきっと結婚したくないのではなく、環境がすぐに……とはいかないのではないでしょうか。子どもの写真を飾っているのは、父親としてごく自然だと思います。

 彼の家で一緒に住むように言われるのは、あなたの近くで暮らしたいのでしょう。お母さんから前妻の悪口が出るのは多分、嫁姑(よめしゅうとめ)の折り合いが悪かったのかもしれません。あなたとお母さんがうまくいくことを彼は望んでいるのだと思います。

 結婚まで考える相手との出会いは年齢とともに難しく、急ぎすぎないで、彼の立場にも配慮し、おつきあいしながら状況を見極めて下さい。物を贈ってもお礼の言葉もないというのは、確かにマナーに欠けているかもしれませんが、その辺りも納得がいくまで考えられるのがいいと思います。

 (森 英恵・デザイナー)

http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20060111sy31.htm